【Part 2】自宅サーバを組もう!【永久保存版?!】

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今回はPart 2ということで、前回ではサーバとはどのようなものなのかを簡単に紹介しました。

では、サーバとして使うパソコン(もちろんiPhoneなどでもいいのですよ)をどうやって選べばいいかをご紹介しましょう。

(つづきへ・・・)

サーバにバックアップ電池は必須!

サーバというのはもちろん、24時間、クライアントや他のサーバからの要求に応えるために普段は付けっぱなしにしておくのが基本です。またサーバというものはクライアントやサーバに要求に合わせたデータを送るために読み書きを頻繁に行っています。

もし、なんらかの瞬断や停電が起きて、サーバをシャットダウン操作を行わずに電源がきれたらどうなるでしょうか。

最悪はパーティションマップの破壊などが起きて、サーバのOSが起動できなくなるほか、大切なデータをすべて失ってしまう可能性もあります。

そこで、サーバには必ずバックアップ用の電池が必要です。

もし、サーバ用のパソコンとしてノートパソコンやタブレット、スマホを使う場合は、すでにバッテリーが付いているので安心ですよね。しかし、デスクトップパソコンをサーバ用のパソコンに使う際は、UPS(無停電電源装置)というものを別途用意しなければなりません。

この辺は頭の片隅に置いておきましょう。

どのパソコンを使うのが適してる?

問題はここからです。どのパソコンをサーバとして使うか。それは、サーバになんの機能を持たせるかにもよります。

例えばメールサーバやWebサーバだけの機能を持たせたいのなら、あまり処理を行わなくてもいいし、それほどバックアップ体制も頑丈ではなくていいと思うので、ノートパソコンなどで十分かと思います。

逆にファイルサーバはどうでしょうか。ノートパソコンだと通常ハードディスクと呼ばれる記憶領域が一つしかありません。もしそのハードディスク(HDD)が壊れてしまっては、今までサーバに保存していたデータがすべて飛んでしまいます。そのため、HDDが破損してもいいように、何台かHDDが必要となるため、通常一台のHDDしか入らないノートパソコンをファイルサーバとするのはちょっと厳しいですよね。

Webサーバ、メールサーバ、ファイルサーバ等を一台でやりたいんだけど・・・

そういう場合は、話は簡単。自作パソコンを使いましょう!(え

「自作」と言ってもパソコンのパーツを組み立てるだけなので、ドライバーが1本あれば簡単に組み立てることができます。先ほどのように、ノートパソコンや普通のデスクトップパソコンを購入してもいいのですが、これらはのちのちの拡張性が乏しかったりメンテナンスしにくかったりするので、自分でパーツを集めて作っちゃった方が将来性があります。

一般的に最低限自作パソコンで必要なのは、

  • マザーボード(PCのメインの基盤でここにパーツを挿していく)
  • CPU(プロセッサなどとも。主に処理を行う部分)
  • メモリ(一時記憶装置。大多数のクライアントを処理するサーバの場合は多いほどいいかも。)
  • HDD(ファイルを記憶するところ。容量が多いほど記憶できる分が多い)
  • 電源(各種パーツに電源を送る)
  • PCケース

通常のPCとして自作PCを組むときには、CPUやグラフィックボードと呼ばれる、主に処理を行うところに中心に考えるのですが、サーバとして使う自作PCの場合は、メンテナンスのしやすさからPCケースやHDDの容量、消費電力などを中心に考えます。

この辺の詳しいことは、自作パソコンを紹介しているサイトなどで検討してみると良いでしょう。

RAID

おそらく、大抵の人が知らない言葉が出てきましたね。RAID。

RAIDとは何かというと、複数台のHDDを束ねたり、何重かにして書き込んだりする仕組みのことです。

詳しくは雑な下の図を見てみてください。

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自作サーバならソフトウェアRAIDが一番!

このRAIDという仕組み、もちろんどこかで処理を行わなければいけません。RAIDを行う方法は主に三つあって、

  1. OSが提供しているソフトウェアRAIDを使う(簡単に行える、処理負荷大)
  2. マザーボードが提供しているRAID機能を使う(ちょいむず、処理負荷大)
  3. RAIDカードと呼ばれる専用のパーツを使う(ちょいむず、処理負荷低、費用が高い)

1番と2番に関しては、付属の機能を使うの別途なんらかのパーツを用意する必要はありません。

3番に関しては専用のパーツを使うのですが、RAID5や6を使用できるものは比較的高価で、すんなり買えるようなものではありません。

2番に関しては、設定などをBIOSと呼ばれるちょっと初心者では容易に扱えないようなもので設定しなければならないので難易度が高いです。

おそらく初めてRAIDを組む場合は1番か3番になるのですが、おそらく別途RAIDカードが必要なほどデータを読み書きすることは自宅サーバではありえないと思いますので、1番のOS提供のRAID機能で十分だと思われます。

HDDは必ず二台以上使用しよう!

サーバはなんだかんだ故障するとこまることもあるかと思います。そこでいつ壊れていいようにデータのバックアップはやはり必要だと思います。パーツそのものの故障は販売店で購入すればいいですが、データはどうあがいても戻ってきませんので念のため取られた方がいいと思います。

そのときに必要なのがさきほどご紹介したRAIDという仕組みです。

今回は長くなってしまったのでここまでにして、次回はソフトウェア(OS)の話をしていきたいと思います。

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このページは、とっとこが2015年2月 1日 15:11に書いたブログ記事です。

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